これはアツイ!!【ニュース:グラミン・ユニクロ合弁会社設立】

素晴らしいニュースが入ったんで番外編!

ファーストリテイリンググラミン銀行合弁会社
http://www.asahi.com/business/update/0713/TKY201007130286.html

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カジュアル衣料品店ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏が総裁のグラミン銀行と協力して合弁会社を設立する。バングラデシュで貧困などの社会問題に取り組む「ソーシャルビジネス」(社会的事業)を新たに始める。13日午後に発表する。

 ファーストリテイリングバングラデシュに工場があり、重要な生産拠点となっている。同国はアジアの最貧国の一つとされ、貧困対策が課題。現地の人を通じて同社の衣料品を販売する仕組みをグラミン銀行とつくり、市民の自立や起業を促す。

 同社は世界展開を進めており、柳井正・会長兼社長は「グローバル化していくなかで相手の国にプラスになる企業でなければ、その国に本当に根付くことはできない」として、社会的事業に乗り出す考えを示していた。

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FDIの典型例ですね!FDI(=Foreign direct invstment:海外直接投資)とは、”投資”という名前はついていても、ただの投資ではありません。一般的に”投資”と言われて思い浮かぶのは、「間接投資」の方だと思います。つまり、株式の取得など、「カネを突っ込む」という形です。こうした、カネだけをつぎ込む形の投資ではなく、直接投資とは、企業が、工場等の生産要素を進出させたり、現地で経営を行う目的で、経営権を握るべく現地企業の株式を取得すること、を指ます。簡単に言うなら、多国籍企業が途上国に進出する、ということです。
これは、技術移転を促す等、経済成長に繋がる要素があると言われています。
しかも!そこでグラミン銀行とのタイアップ。
グラミン銀行と言えば、マイクロクレジットです。ご存知マイクロクレジットとは、担保や経済基盤を持たない様な貧困層に、ごくごく低額の融資を行う物です。これで、例えば竹かご等の手工業製品を作る等の”事業展開”を行える様にし、人々が貧困から脱出することを可能にしよう、という試みです。
そのマイクロクレジットと超低価格の衣服の生産を兼ね合わせると・・・
つまり、「現地の人を通じて」の部分がカギ!マイクロクレジットを利用して初期投資部分を支援、流通・小売を現地の方に任せる。これでビジネスが成立すれば、そうしてできた流通網を活用し、また新たなビジネスを呼び起こすことが出来ます。例えば、再びマイクロクレジットを利用して、そもそも衣料品の生産”工場”の設立を可能にしたり、ユニクロの服と一緒に、隣でちょっとした小物を販売してみたり、その生産”工場”を作ったり。そうすれば、伝統的な技術や文化なども活かしつつ、新たな、しかも持続的なビジネスを展開していく事が可能になるのかもしれないのです。
夢は広がります。こういった流れが後にも続いてくれることを切に、切に願います。
このニュース観てすごく嬉しかったのでブログ更新してしまいました。ユニクロ万歳っ!因みに今日の僕の服装も上から下まで全部ユニクロwこれからも愛用させて頂きますっ。